ジョジョ・ラビット

ジョジョラビットの音楽/サントラや挿入歌は?話題の作品を調査!

絶賛公開中のアカデミー賞作品、『ジョジョ・ラビット』。

感動的なストーリーもさることながら、音楽面では様々な挿入歌をはじめ作中で使用されているサントラは戦争映画としては非常に珍しいチョイスが多く、とても印象に残ります。

というわけで、本日はジョジョラビットに使用されている音楽・サントラ・挿入歌に関して調べてみました!

 

『ジョジョラビット』の挿入歌はビートルズにデヴィッド・ボウイ?!

引用:https://eiga.com/movie/91654/

まずはこちらの予告編をご覧ください。

 

 

予告編からも判る通り、本作の挿入歌にはザ・ビートルズの「抱きしめたい」デヴィッド・ボウイの「ヒーローズ」(どちらもドイツ語バージョン)が使用されています。大胆に時代背景を無視した明るく軽妙なサウンドは、第二次世界大戦を扱った作品としてはかなり異色ですよね。

 

”戦争”がモチーフになるとどうしても殺伐としてしまいそうなのですが、本作はあくまで少年ジョジョの出会いと成長の物語が描かれています。

オープニングのコミカルなヒトラーとともに流れ始める「抱きしめたい」は、実は本作の重要なテーマでもある少女との出会いと”愛”について示唆したもの、「ヒーローズ」は格好良い英雄に憧れて背伸びをしたい少年の内面にマッチした選曲になっていますね。

また、その他にもロイ・オービソンの「ママ」やトム・ウェイツの「大人になんかなるものか」といった楽曲が使用されています。

このことからも、挿入歌は”10歳の少年の成長と変化”を非常に意識して選ばれていることが解りますね。

 

『ジョジョラビット』のその他の音楽について

引用:https://cinemagene.com/

本作の音楽を担当されているのはマイケル・ジアッチーノさんという方です。

ジアッチーノさんが音楽家としての活動を始めたのは1995年ごろからで、元々はテレビゲームの音楽を製作されていたのだそうです。その後はテレビドラマやハリウッド映画の世界に活躍の場を広げ、J.J.エイブラムスさんとタッグを組んだり、ピクサー作品に楽曲を提供するようになったのだとか。

そして2008年にはアカデミー賞授賞式の音楽監督を担当したり、2009年には『カールじいさんの空飛ぶ家』でアカデミー作曲賞とグラミー賞を獲得されています。

 

そんなジアッチーノさんが本作の音楽で意識されたのは「ストレートで純粋で誠実な音楽にしよう」ということ。一番最初に作曲したのが、ジョジョの置かれている世界の変化によって劇的に変化していく彼の性格を表すための組曲なんだそうです。

普段は脚本を読まずに映像からインスピレーションを受けて作曲するスタイルなのだそうですが、この作品に関してはワイティティ監督から是非脚本を読んでほしいと頼まれて一通り目を通したんだとか。

脚本の素晴らしさに感銘を受けたジアッチーノさんは普段以上に作品にのめり込んだことで、先述のビートルズの楽曲を使わせてもらうため、なんとポール・マッカートニー氏に直談判して使用許諾を取り付けたのだそうです!すさまじい熱意ですね!

マイケル・ジアッチーノさんなくして、本作の音楽は成り立たないことがよくわかるエピソードではないでしょうか。

 

『ジョジョ・ラビット』のサントラは?

引用:https://www.universal-music.co.jp

魅力的な楽曲が目白押しの『ジョジョ・ラビット』ですが、サウンドトラックが現在発売中となっています。

ビートルズやデビッド・ボウイの貴重なドイツ語版音源に加え、マイケル・ジアッチーノさん作曲のテーマ曲等12曲が収録されています。こちらのサントラに収録する楽曲もタイカ・ワイティティ監督が選曲しているそうですよ。

気になった方、映画の感動を思い出したい方は是非ご購入されてみてはいかがでしょうか?

 

ジョジョラビットの音楽/サントラや挿入歌は?話題の作品を調査!まとめ

引用:https://theriver.jp

今回の内容はいかがでしたでしょうか。

映画音楽は本編と比べるとどうしても印象が薄れてしまうことが多いのですが、本作はインパクトのある挿入歌や物語の情感にマッチした楽曲が使用されており、とても心に残るものとなっています。

未見の方で興味を惹かれた方は是非劇場でご観賞頂き、既にご覧になられた方はサントラを聴きながら思い返してみるのも良いかと思いますよ。

それではまた!